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IE11のドキュメントモードのフローチャート

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Internet Explorer 11には過去のIEとの後方互換性のために、それぞれのレンダリングのルールを切り替えるための仕組みとして「ドキュメントモード」という機能を搭載しています。

このドキュメントモードは、ツールメニューの互換表示設定、もしくはF12開発者ツールのエミュレーションから指定することができますが、一般的なユーザーが自ら切り替えることはあまりないでしょう。ほとんどの場合は、Webの提供者が指定されることになると思いますが、その場合はHTMLのドキュメント内、もしくは、WebサーバーのHTTPレスポンスヘッダにX-UA-Compatibleで指定します。

X-UA-Compatible

日本マイクロソフトのWebサイトでのX-UA-Compatibleの指定

ドキュメントモードには、大きく次の7種類があります。

  1. IE5 Quirks
  2. IE7 標準モード
  3. IE8 標準モード
  4. IE9 標準モード
  5. IE10 標準モード
  6. IE11 標準モード
  7. HTML5 Quirks
  8. エンタープライズモード

どのような指定をするとどのドキュメントモードになるのかを図式化したフローチャートがMSDN ライブラリの「ドキュメント モードの非推奨」で公開されていますが、このフローチャートをPDFでもご用意しましたので、ご利用ください。

IE11でドキュメントモードが使用されるときのフローチャート  (PDF形式 / 332KB)

IE11のドキュメントモードの挙動については、HTML5 Experts.jp エキスパートで、IE MVPでもある「ふろしき (川田 寛)」さんがご自身のブログ「IE11 カテゴリーの記事一覧 – ふろしき.js」で詳しく解説されています。あわせてご覧ください。

なお、Microsoft Edgeでは、相互運用性を重視しているため、そのレンダリングエンジン「Edge」では常に最新のWeb標準の仕様を忠実に再現するように努めています。そのため、ドキュメントモードはサポートされておりません。


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