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Microsoft Fluent Design その1

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Build 2017 で発表された新しいデザインシステム、Microsoft Fluent Design 。これはいったい何なのか?今後どうなってくるのか?Build の発表を見てもなんかよくわからないという方も多いかと思います。

Fluent Design System はこれからのアプリケーションのためのUXデザインのためのシステムでありまたガイドラインともいえるでしょう。具体的に何が出るのか?とかもありますが、それよりもまず先になんで今デザインシステムなのか?何を目標にしたものなのか、を考えた方がその意味が分かると思います。

背景にあるのは我々を取り巻く変化です。フラットデザインの基盤となった Metro スタイルの時代から比べて、デバイスが多種多様になり、あらゆるところでコンピューティングパワーを享受するようになった。それはディスプレイを持つものから、更に3Dやデバイスと多岐にわたった広がりを見せている。多くの革命的なアプリが出て来て、人はテキストによるコミュニケーションから、イメージとストーリを使った作品を作り情報発信するようになった。一方で肥大化する情報をキュレーションすることが重要性を持つようになる。

これまで我々はアプリをあるデバイスの画面上で動くように設計すればよかった。しかしこれから、あるいはもう今も我々のアプリは異なる大きさ、異なるタイプ、異なるOSの様々なデバイスで動作し、更にディスプレイではなく空間の中で起動されるようになる。しかしマルチデバイス、マルチディメンジョンで動かすには今のUXはあまりにも標準サイズのディスプレイに表示することに最適化されすぎている。

様々なデバイスを超えても、2Dのアプリが3Dの空間で動作しても、書く環境に最適化され、自然と使いやすい要素を備えたアプリケーションデザインが求められます。そのためのデザイン システムが Microsoft Fluent Design なのです。このシステムの主役はもちろんアプリです。このシステムは単純にOSのテーマの様に降ってくるようなものではありません。勿論アプリはOSの機能を引用して動いていることを考えれば、OSとともに情報や機能が組み込まれていきます。ただし最終的にアプリに組み込まれるかどうかは開発者次第です。

地震のアプリの目指す形を、おそらく Microsoft Fluent Design System が保管してくれるはずです。


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