見つけにくいとかわからないとかあるのでまとめてみます。 2017/9/7 Version 1.0
開発者向けポータルサイト
まず初めにポータルサイトですが、ここです。基本的にここかここからのリンク先に全部書いてあります。ごめんなさい、英語しかないです。ブラウザの翻訳機能などを使って頑張ってください。
Windows Dev Center - Mixed reality - Developement これ重要!
chrome なら 右クリックで「日本語に翻訳」Edge ならTranslator の拡張機能を使ってページ翻訳しましょう。
デバイスの動作する環境
Windows Mixed Reality デバイスは要はVRのHMDです。ですのでPCに接続して使います。動作環境の条件は以下の通り。Surface Book は対象から外れますが、Surface Pro (第5世代)は対象です。
- OS:Winodws 10 Fall Creators Update
- CPU
- 外部GPUがない場合:Core i5 7200U(第7世代 Kabylake モバイル) 以上
- 外部GPUがある場合:Core i7 4950(第4世代) / Ryzen 5 1400 以上
- 外部 GPU:NVidia GTX 960/965M/1050 以上 / AMD RX460 以上
- メモリ:8GB DDR3 以上
- HDMI 1.4 ないし DisplayPort 1.2が必要
- USB 3.0 Type A ないし Type-C
参考:Windows Mixed Reality minimum PC hardware compatibility guidelines
HDMが認識しない!などトラブルが発生した時には,こちらのドキュメントを参照してください。バグなども含めてこれまでの対応ノウハウが載っています。
Immersive headset support これ重要!
入力デバイス
基本的にPC なので色々使えますが。
- ゲームパッド:PCで使えるゲームパッドであればいいのですが、スタートメニューを出すためにXBOXのゲームパッドが必須になると思います。(XBOXボタンがWindowsキーになるので)
開発用には必須だと思ってください。
- Motion Controller :現時点ではまだ手元に届いていませんが、最終的にはほぼ必須デバイスになります。多分ゲームパッドのスティックとモーションコントローラーのスティックが同じ入力になると思います。なお、Motion Controller は1種類のみで、開発者はユーザーがどのデバイスを使っているのかは気にしなくてもOKです。たぶん。
トリガーが2つ、タッチパッド、スティック、メニューボタン、Windows ボタン があるので、Oculus Touch や HTC VIVE での操作系はほぼそのまま再現することができるはずです。Windows Mixedd Reality Motion Controller
- キーボードとマウス:2Dアプリを使った時などそのまま使えますし、キーボードも使えますがキーボードは見えないので事実上使えないですね。ただ現状では日本語入力はキーボードからしかできな買ったと思います。これは今後の修正待ち
開発用プラットフォーム
- 2D アプリ: Universal Windows Application (UWP)
- 2DのアプリはUWPであれば、既存のアプリも含めてVR空間でそのまま使えます。
- 2DのアプリはUWPであれば、既存のアプリも含めてVR空間でそのまま使えます。
- 3Dアプリ:Direct X12 ないし Unity
- どちらでも開発が可能です。
- 残念ながら 今のところは Unreal Engine では開発できません。
開発環境
動作要件が高いので、基本的に動作要件に入っていれば、開発環境の要件にも入っています。ですので、開発環境は動作環境と同じだと思ってOK。
開発ツールは Visual Studio を使います。そしてUnity で作る人はUnityを使います。Unity で作る場合も最後にパッケージを作る段階で必ず Visual Studio が必要です。
- Visual Studio 2017 + Windows 10 Creators Update SDK
- Unity 2017.2 Beta 以降 + Windows Store .NET Scripting Background
.NET 用のコンポーネントも忘れないようにしてください。
参考:Install the tools これ重要!
Windows Mixed Reality シミュレーターで HMD なしでも少し使えます
なおHDMがなくてもシミュレーターを使って開発を進めることもできなくはないです。それなりのパフォーマンスを持った開発環境と、ゲームパッドがあれば、検証ができます。
シミュレーターを使うには Windows 10 を開発者モードにしておかなければなりません。
- 設定 > 更新とセキュリティ > 開発者向け > 開発者モード を選択
開発者モードに設定したら Mixed Reality ポータルでシミュレーターを設定します。
- Windows 10 の Mixed Reality ポータルを起動
- Mixed Reality の環境チェックの画面まで進める
- 左下にある「シミュレーションのセットアップ(開発者向け)」を選択しセットアップを実行
- 左下のアイコンの一番上(開発者向け)を押して「ヘッドセット」をオンにする。
これで、シミュレーターとして動きます。
マウスやキーが使えない場合、Mixed Reality ポータルに入力をとられてしまっているため、Win+Y でホスト側のWindows 10 に入力を戻すことで、使えるようになります。
参考:Using the Windows Mixed Reality simulator
アプリ開発の流れ Unity まで
基本的にUnity 作る場合、特別な手順はあまりありません。ほかのVRでの開発と代替が同じです。
- 3Dのプロジェクトを新規作成
- アプリ開発
- File > Build Settings
- Universal Windows Platform を選択して、Switch Platform で保存
- SDKはWindows 10に設定
- Target Device は Any Device に設定
- Build Type はD3Dに設定
- UWP SDK は Latest Install に設定
- Build Setting .. の中で Player Settings を選択
- Other Sttings グループを展開して
- Rendering セクションの Virtual Reality Supported にチェック
Virtual Reality Devices に Windows Mixed Reality があるはず - Stereo Rendering Method を Single Pass Instanced (Preview) に
参考:備忘録込みメモ(高橋忍 Facebook)
で、上のリンクの中でも書いていますが、この時点でエディタ内での Play Mode に対応しているので、Mixed Reality デバイス内で実行テストができます。
アプリ開発の流れの続き Visual Studio
ここから先は、コンパイルして Visual Studio から実行する方法になります。Unity でBuild をするとアプリケーションパッケージができるのではなくて、ターゲットプラットフォーム用のネイティブプロジェクトが生成されます。つまりここでは Visual Studio のプロジェクトを生成します。
- Build Settings の中でBuild を実行します
- Visual Studio のプロジェクトを作成するフォルダを作るので、適当に名前を付けます
- Build が始まります。しばらくかかります。
- プロジェクトが生成されると、作成したフォルダが表示されますので、ソリューションファイルをダブルクリックしてVisual Studioで開きます。
- Visual Studio でコンパイルの設定をします
- Debug ではなくRelease に変更します
- ローカルデバイスで実行します
- F5キーを押してデバッグ実行を始めます。これもちょっと時間がかかります。
- コンパイルが終わると自動でアプリが起動します。
ストアへの公開方法
そのうち書く(忘れてたらだれかつついて)
チェックリンク
XVI さんのBlog :ほんとにお世話になります。
Priority 1
- Install the tools:開発環境など
- Unity development overview:Unityでの開発の流れ
- Porting guides Oculus VIVEからの移植ガイド
- Immersive headset support トラブルシュートなど
Priority 2
- Mixed reality Mixed Reality の概念
- Vuforia development overview Vuforia を使ってオブジェクト認識する方法
- Immersive headset setup ←HMDのセットアップ方法
- Development overview ← HoloLens と Immersive との機能比較
- Using the Windows Mixed Reality simulator ← Mixed Reality デバイスのシミュレーター
- Immersive headset hardware details ← HMDハードウェアの諸元。
- Windows Mixed Reality minimum PC hardware compatibility guidelines :動作環境まとめ